2017年2月27日(月)
「私も笑顔 周りの人も幸せな気持ちに」
JRC鳥取県青少年赤十字賛助奉仕団委員長 西上 洋治
青少年赤十字賛助奉仕団とっとり 第13号より
「JRCボランティア活動にどうして参加しているの」と尋ねられることがありました。私は、生きている証として人の役にたちたいし、それが周りの人を幸せな気持ちにすることがうれしいと感じることができるからと答えました。
周りの人と関わることをおっくうに感じられる人もおられるかもしれませんが、いっしょに大地に立ち、空気を吸い、社会活動に関わっているのです。今まで多くの人の手助けや支えで日々の生活を過ごしてきたのです。これからはその恩返しをしたいと思うし、周りの人々を支えることができればと私は活動しています。気づき、考え、実行できる青少年の育成を通して「寛容さ」を身につけてほしいと願っています。私も笑顔、周りの人も幸せな気持ちで過ごせるようにお互いに手を取り合って毎日の生活を送っていきましょう。
2017年2月28日(火)
日本を救う自営業者と無職の人たち
今日の日本社会は、サラリーマンと自営業者・無職の人からなっています。子どもを塾に行かせ、大学に行かせ、サラリーマンになることを奨励し、日本中サラリーマンであふれています。総理大臣、霞が関の役人、大会社の社長をはじめ、中堅・若手の給与生活者は、一定期間、一定の地位にあって、休日を除き一定の職場で、一定時間、一定の仕事をして、一定の報酬を手に入れて生活しています。これに反し、多くの中小零細商工業者、職人、芸術家、農林水産業者は、自営業者です。これらの人たちは定年も休みも土日もなく年中仕事のことを考え、従業員たちを指揮し、あるいは一人で働き、従業員の報酬だけでなく自分の報酬も自分で決めているのです。
両者の違いは、サラリーマンは何事も自分の在任期間中のことしか考えず、その期間だけうまくいけばいいと考えている。他方自営業者は、一生自分の仕事から離れられず、いつもその先のこと、子孫の代のことまで考えています。自営業者は、失敗したからといって仕事が止められるわけでもないから、失敗も経験のうちととらえ、開き直って必死で生き残り策を考え、取り組んでいます。
今の日本はサラリーマンであふれています。サラリーマン尊重の傾向が日本社会を少しおかしくしているのではないでしょうか。もっと自営業者を尊重すれば国はよくなると考えるのですがどうなのでしょうか。また、パートと言われる人々も全労働者の3分の1ほども占めているのにほったらかしにされたままの状態です。企業がもうけるだけでなく、働く人が夢や希望が持てる働き方を追求してほしいのです。