風の館からの便り(つれづれなるままに) No.340
                                                                           

   2016年11月12日(土)
      子ども達が抱える3つの気持ち
        「退屈、さみしさ、むなしさ」

 あなたは、どの気持ちを別の気持ちに切り替えることができる活動を手助けできますか。学校の中で机に向かい、先生の指導の元、頭で考える活動を続けています。頭で考え続ければ満足感が得られなければ「退屈感」を抱くようになります。それを毎日繰り返しているのではないでしょうか。
 この退屈感をあなたはどんな活動を通して切り替える支援ができるか考えてみてください。
 2つめは「さみしさ」です。これは人とのつながりを実感できなくなってきている結果なのです。個人の自由が大切にされることはとてもよいことなのですが、社会生活の中で個人の存在が自覚できなくなっているのではないでしょうか。相手とのトラブルを避けるために面と向かって話し合うこともなく、自分の自由な仮想空間に逃げ込んでいるのです。そして、それを商売にしているのがラインでありSNSです。一見つながっているようなのですが、満足感を実感できない独りよがりのつながりと考えられるのではないでしょうか。
 人とのつながりを実感できる活動に参加できるように、あなたはどんな支援ができますか。
 3つめは「むなしさ」の気持ちをどう切り替えられるのでしょうか。何のために勉強するのか、何のために大学に行くことをめざしているのか、日々の生活の中でしっかり考え、目標を定めることができているのでしょうか。
 やりがいや生きがいを見つけることができるように、どんな支援をあなたは子ども達に提供できるか考えてみてください。


   2016年11月13日(日)
      提案します。「退屈感」をワクワク感に

 この視点を授業改善や子ども達への指導のポイントにしてください。新しく知ることがワクワク感を伴うものに工夫するのです。
 例えば、分数÷分数の計算を指導する時、教科書に表記されている図示や説明を解説しても、いざ計算となると割る数を逆数にしてかけ算としてやるものだと教え、計算練習をさせているのではないでしょうか。指導している先生さえも逆数にしてかけ算する方法は知っていても、その意味を説明できる人は少ないのではないでしょうか。
 たいくつをワクワク感につなげる指導をしたいと思った人は、すぐ連絡をしてください。教材をどう扱えば子ども達がワクワク感を持って取り組むことができるのか一緒に教材研究してみませんか。
 ヒントは子ども達が提供してくれているのです。なぜ?の世界なのです。なぜ角度は360度で一周なの?100度にすれば計算と同じように考えられるのにと思う子もいるのです。角度はどのようにしてつくられたのでしょうね。あなたは子ども達が納得する話ができるのでしょうか。田んぼと言われていたものが耕地になり、丸と言われていたものが円になる時の子ども達の驚きに応えてやることが我々大人の役割ではないでしょうか。