2016年10月29日(土)
漢字を覚える
漢字の書き取り練習が、2年生から毎日のように宿題として課せられます。毎日書いているのにどうしてぼくは覚えられないんだろうかと悩む子もいると思います。以前は、私も能力の違いだからしかたない。何回も書いて練習するしかないと考えていました。すぐ覚えられる人とそうでない人は何が違うのだろうかと考え、観察を続けました。しかし、やっていることは同じだし、違うところがわかりませんでした。
物忘れが多くなってきたこの年になって気づきました。大事だとしっかり考えていることは覚えて忘れないのに、これは自分には関係ないと判断した事柄はすぐに忘れてしまいます。つまり覚えるためには、そのことが大事だと頭の中でしっかり考えながら漢字を書いているか、ただノートを埋めるように書きなぐった済ませているのかの違いではないかと思うようになりました。
例えば、漢字を5つ覚える宿題を出したら、次の日の朝の書き取りで文章を2つ書かせる。1文に5つの漢字の中から2つ以上使うことを条件とするのです。次の日には、その中から3つ選び、漢字の書き取り問題にするのです。そうすれば漢字を覚えることの大事さを実感しながら宿題をするようになるのではないでしょうか。
2016年10月30日(日)
ねばり強く考える力を身につける
スマホ時代といわれる今、便利だけで本当に自分をバージョンアップできるのでしょうか。単語を入力すれば、説明文や関連する事項はすぐに表示されます。一見わかったような気分にしてくれますが、満足する理解が得られたと判断できるのでしょうか。
私は、事象を部分と全体でとらえ、部分を論理的に組み立てて全体をつくり出す力や場合分けをして構造的に思考する力、そしてどのようにしたら社会と関わり、向き合い、より良い人生を送ることができるか考えるようにしていきたいのです。つまり、知るだけでなく何のための学びかを明確にすることが、今必要だと思うのです。
例えば、社会科の歴史的分野での学習では、
・いつ、起こったか
・前の時代とどのように変わったのか
・なぜ、起こったのか
・どのような影響を及ぼしたか
などの問いをもとに推移や変化などに着目して推察して歴史的な見方や考え方を身につけることを目ざすようにしていきたいのです。
人が人を教える。人が人を育む。人が人をケアする。これらの活動は人間が本来持っている姿であり、子ども達にぜひ伝えたいことなのです。学習を通じて子ども達が何に気づき、何を理解し、何を身につけるのか明確にして授業を進めることが求められているのです。やりたいことができると思えた時、人は力がわいてくる意欲にスイッチが入るのではないでしょうか。