2019年5月10日(金)
         本を楽しむ境地

 乳幼児検診などの時を利用して赤ちゃんが生まれた若い夫婦に「赤ちゃん絵本」をお祝いに送るようになってかなりの年月が経ちました。また、読書推進の動きの中で本を読み聞かせする活動が盛んになり、子どもに絵本を読んであげるのをよいこととして認識されるようになってきたのです。若い夫婦にも我が子へいろいろな場面で絵本を読んであげるように働きかけや取り組みがなされてきています。
 その中にあって「子どもに本を読んであげる」「読み聞かせる」といった考え方、言い方は、もしかしたら本を楽しむ境地から子どもを遠ざけているかもしれないという危惧を感じてきました。私は「子どもに」ではなく、つまり一方的ではなく「子どもと語る」双方向の関係で働きかけなければ、本当に一人ひとりの子どもが本を楽しむことにつながっていないと思うからです。
 このような理念は子どもと関わる多くの大人の間で共有するものにはなっていない現実があるように思うのです。一冊の絵本を持って子どもと読み合う時、大人は何らかの「ためになる本」を選ぶ傾向にあります。しかし、個人によって読み取り方も見えてくる世界も違っているので、読み合いながらそれぞれの子どもの内面とふれ合いながら進めることが大切だと思うのです。あくまでも双方向、子どもと絵本との出会いの場を作るものであると考えるのです。



    2019年5月11日(土)
        ホームページ作成システムの有効期限切れ

 いつまでも使用できると勘違いしていました。機械音痴で困ってしまいます。システムの復元作業にはテレトピアの前田さんに手助けしていただきました。本当にありがたいことです。感謝、感謝です。
 今週と来週は稲作作業でてんてこ舞いです。パートナーと二人の作業も限界に近づいてきています。本当にこれからの農業はどうなっていくのでしょうか。政治はお金儲けだけが政策の尺度になっているようで、国家百年の計にはほど遠いように感じています。若い人たちが中山間地での農業に力を、手助けを貸してくれるような政策はできないものでしょうか。国土の荒廃は山を見れば手に取るようにわかります。誰の手も入らないまま、放置されているのです。失業対策事業みたいに補助金を餌に一部で作業の姿は見受けられますが、山の持ち主がするのではないのでイベント作業です。本当におかしな日本の姿です。
 チコちゃんに聞いてみたいです。てんてこ舞いってどんな踊りなのでしょうね。


                                                                                                                                           

風の館からの便り(つれづれなるままに) No.383