2018年1月30日(火)
      食の文化

ユ ネスコの無形文化遺産に登録された「和食文化」について、日々の自分の食生活と結びつけて考え直して見ることが大切です。登録されたからよかったで終わるのではなく、今の日本の食文化、日々の子ども達の食事について大人はしっかり見直すことが必要です。食の文化が継承されるのは、家庭での食事だと思うのですが、核家族化が進行し、家庭での食事がきちんとなされていないのではないかと危惧しています。
 家庭で料理をして食事を作り、家族一緒に食べることが特に若い世代の家庭で失われているように感じます。三世代家族では細々と煮物などの和食料理が引き継がれています。
 今の日本の食事そのものが崩壊しかけていると見てもよいのではないでしょうか。京料理のうす味のおいしさを味わうことなく、フライドチキンやポテトティップスなどの塩辛い濃い味を日常的に食べ続けて味覚が偏ってしまっています。ピザなどのスパイスのきいた食べ物も小中学生は好んで食べています。
 和食の食べ方を教えられることもなく、一皿づつ食べつくす「ばっかり食べ」が横行しています。和食の基本は、ご飯とおかずをいっしょに食べることです。うま味というだしの味わいをを教えることができれば、将来の食生活を自分で工夫し、豊かになることは間違いないと思うのでがんばりましょう。




   2018年1月31日(水)
      学習指導の3ポイント

  話を聞く
 学習していることがわかるには、友だちや先生の話がまず聞けなければなりません。学習中、人の話に耳をかたむけずソワソワしている児童には気を配って対応してやってください。時間を作って話を聞いてやり、具体的に行動修正ができるようにその方法を教えてやってください。落ち着いて話が聞けるようになることが学習していることが理解できる第一歩ではないでしょうか。
  名前を呼ばれたら「はい」と返事を
 名前を呼ばれたら元気よく「はい」と言えるように日々心がけて指導してください。言えないのではなく言わせていないのではないでしょうか。「はい」と元気よく返事をすることで社会の中で自分が存在していることを実感できるのではないでしょうか。
  本読みをしっかりさせましょう
 内容を理解するには文を読み取ることが必要ですし、またしっかりした声で自分の意見を言うには本をしっかり読むことからはじめてもいいのではないでしょうか。家庭学習で保護者が次の日に学習するであろう各教科書の本読みをどこまで聞いてやろうとしているのか振り返ってみてください。


                                                                                                                                           

風の館からの便り(つれづれなるままに) No.370