2017年8月20日(日)
佐治の児童にもお泊まり体験を(その1)
旧鳥取市内の児童にいなか暮らし体験の宿泊学習を佐治町は受け入れています。 多くの学校から4〜6年生の児童が参加していますが、佐治小の子どもは対象になりません。そこで3年前から佐治の子ども達が、地域の方とのふれ合いやしぜんのなかでもいろいろな体験を通して生きる力を身に付けてほしいと願い、お泊まり体験の場を提供することにしました。
今年は8月6日(日)13:30に集合し、7日(月)11:00過ぎに解散する予定で参加者を募集し、中集落を会場におこないました。2〜6年生10名の児童が中集会所に集い、自己紹介から始まりました。ボランティア10名、まちづくり協議会役員、地区公民館長、小学校長集落の方々も活動に加わって自己紹介にも参加しました。
終わると暑い日なので水着に着替え、中集落の河原に移動し、川遊びをしました。集落の方が草刈りや河原の整備を事前にしてくださり、楽しめました。まち協の会長さんと児童を監視中に河川プールとして整備できないものかなと話し、要望もしました。ヤマメを25匹放流しつかみ取りをしました。3年目の児童はじょうずに探してつかみ、バケツに入れています。初めての子は川の中のどこにいるのかわからないみたいなので、捕まえるコツをうまい児童から聞くように働きかけると共に、うまい子はしばらくの間手助けするように伝えました。初めてつかんだ子は力いっぱい握ってバケツに持って行きます。皮膚はぬるっとしているので手から逃げる魚もいます。するとすぐ追っかけていき、周りの子も手助けします。24匹は捕まえましたが残り1匹は見つかりませんでした。集会所に帰って服を着替え、楽しい竹細工です。今年は竹笛をつくりました。ナイフを使って斜めに切り出すところが難しい様子でした。我々大人も大けがにならないように注意をはらいます。少々の出欠はちり紙で少しの間しっかり押さえておけば止まることを知るのも貴重な体験なのです。力いっぱい吹いても鳴らないし、コツをつかむとブーブー鳴らしています。
次ぎに捕まえてきた魚を一人ひとりの子が包丁を使って腹を切り裂き、はらわたを取り出し、竹串に刺して焼いていきます。はらわたを取り出すことも竹串に刺して焼くことも多くの子が初体験です。今では家庭の中ではやらなくなっているのですね。
夕食は夏野菜カレーです。集落の婦人会の方やボランティアの方が料理してくれたものです。小学校の校長、教頭、教務の先生も夕食会に参加してもらえました。その後も校長先生は子どもと一緒にもらい湯に家庭にうかがい、いっしょにお風呂に入って子ども達は楽しい思い出をつくったようです。ありがとうございます。