2017年8月6日(日)
同志をつくる機会を多くしよう
子ども達の生活経験の場で同志をつくる機会がほとんどなくなってきているのではないでしょうか。以前の学校では班活動やグループ活動がいろいろ工夫され、取り組まれてきましたが、現状は先生がグループをつくって調べ学習や当番活動をさせてるのではないでしょうか。誰と仲間になりたいか、目的に合わせて変化できるグループ活動が子ども達の中で選択できる機会があるのでしょうか。仲間はずれになる子がいるとかわいそうだと大人が勝手に判断し選択する機会を奪っていることに気づいていないのです。児童会があっても選挙ではなく当番活動として児童会役員が決められています。リーダーを選んでみんなで協力して活動に取り組もうとする場がつくられていないのです。
社会教育活動においてもいじめられる子がいないように配慮することは大切なのですが、活動のリーダーを自分たちで決め、取り組み活動が多くなるように企画していきたいものです。
スマホのライン仲間がいるからといって安心していない子ども達の心の内を考えると、ラインを切られた時に別の仲間を見つけたりつくったりする能力を身に付けさせていないと不登校や引きこもりになってしまうのです。保育園や幼稚園のころから仲間とリ−ダーをつくっていく体験をさせていきたいものです。
2017年8月7日(月)
稲づくりの喜びと苦心していること
今田んぼの稲は花が咲き始めています。小さなかれんな花です。数日たつと米粒のモミになってきます。今が最も稲は水が必要な時期です。
7/30朝7時から協働して水路の草刈りや除草をおこないました。5月に草刈り作業をして2ヶ月も過ぎると本当に草丈が長くなり、作業も一苦労です。あと1ヶ月と10日程で実りの秋を迎えます。適度の雨と晴天をくり返してくれることを天の神様にお願いしています。大雨が降って水害に見舞われたり、長雨が続いて病虫害が発生したりすることのないことを切に願っている毎日です。
米づくりは理屈通りには進みません。気温水温や風に対応して作業手順や内容が変わってきます。朝起きてその日の様子を見て予定が決まります。稲がすくすく育っているのを見るとワクワクした気持ちになります。汗がだらだら流れる作業も成長していく姿を見るとやり続けられます。苦労と努力を積み重ねて稲ができることを本当に多くの人々は理解できているのでしょうか。第一次産業は、肥料や作業に使う機械にかかった費用や人件費に関係なく、競りで取り引きされ、他の産業のようにつくった人が値段を決めることができないのです。昔の江戸時代からの流れが今も残っているのです。岩盤規制の最たるものであることに誰も気づかないのでしょうか。
安全なおいしいお米も農薬漬けのお米も同じ値段で取り引きされているので、つくった人が値段を決められるようにできればと望んでいます。