風の館からの便り(つれづれなるままに) No.354
                                                                           

   2017年4月22日(土)
      家庭教育相談員協議会総会

 4月22日(土)13:30よりさざんか会館第1会議室で鳥取市家庭教育相談員協議会総会が行われました。相談員養成講座はかなりの人が受講され、それぞれの地域で活動されてきました。鳥取市においては昨年までは委託事業が組まれていましたが、本年より市教育委員会生涯学習課の支援も打ち切られ、独立した活動を始めることになりました。
 今まで継続してきた活動はやり続けようと決意を新たにする総会となりました。やりたいことができるようになったのです。事業の打ち合わせだけでなく、例会を少し深めた研修会の場にして、現実の姿からどう保護者の養育力を高める活動につなげていけるのか考えていきたいと願っています。
 スマホや軽自動車は持っているけれど、子どもに十分な食事を提供できない親に代わって子どもに食事の提供や宿題を見てやろうとする取り組みが始められると聞きましたが、少し方向が誤っているのではないかと心配します。親の時間の使い方に一工夫がいるのではないでしょうか。仕事に追われてと言い訳することより子どもに不安な時間を与えていることに気づいてほしいと思います。子どもの心の成長は今が大事なのです。あとで今の時間を取り戻すことはできないのです。我が子は親の生き様をしっかり受け取り、将来の自分の姿にしているのです。このことをしっかり親は自覚して子どもと向き合ってほしいのです。かけがえのない我が子です。親の養育力を高めるように周りの大人は関わっていきたいものです。間違っても親の役割をとってしまうことのないようにしたいです。



   2017年4月23日(日)
      大きくなったら何になりたいの

 新学期になると目標をつくることがよくあります。子どものころにはかけ算九九を覚える、計算が早くできる、漢字を覚える、本がすらすら読める、跳び箱がとべるなどいろいろ答えていたものです。
 今の子ども達に大きくなったら何になりたいのと聞くと、「わからない」「人間」という返事をする子どももいます。大人が信頼されていないため、子どもが真剣に答えたくないか、将来のことなど考えたこともなくわからないというのが現実ではないでしょうか。
 小学一年生に大きくなったら何になりたいのと聞いた時、「大きくなったらお医者さんになってプロ野球選手になる」と返事が返ってきたこともあります。
 小学校四年生になるころには、夢は「お医者さんかプロ野球の選手」に変わると思います。子どもの夢は成長するに変わってくるのが当たり前だし、より具体的になってくるのです。夢を持つこと、それを言葉にすることは夢をかなえる第一歩であると思います。子どもが自分の夢と自分の能力や現実との折り合いをつけ、社会の中で生きる力を身につけることではないでしょうか。