風の館からの便り(つれづれなるままに) No.304
                                                                           

   2015年4月8日(水)
     地域の振興・活性化について 

 この10年、合併に伴い設置された佐治地域審議会で話し合われ、いろいろな取り組みがなされてきたと思います。その取り組みが地域の中に花開き、賛同が得られているでしょうか。
 閉ざされた地域に人を呼び込むには、情報発信しても、こんなにすごいんだよとPRしてもほとんど効果はないと思います。人が来るのは、楽しみがあると感じるからです。観光パンフレットを作る予算があるなら、地域の人がうれしくなる地域の祭りを盛り上げる支援に充てた方がよいと考えます。生活している人が楽しんでやる村の祭りになれば、それを見に来る人が増えてきます。地域で活動の仲間を増やす取り組みを支援するのです。特定の団体が既得権で役職に就いたり、地域の代表だというような施設の利用をしたりするのではなく、活動が活発化するような提案ができる団体の代表で推進してほしいと願がっています。
アンケートの結果、出初め式をやめて佐治町の自警団が共同作業する場があるのですか。古市集落では11日(日)例年と同じように集落の無火災祈願に神社に参ることや自警団の放水訓練、水源確保のための土嚢の点検、そして婦人会老人会合同の消火栓を使った放水訓練を実施しました。共助、協働の思いを世代間で伝えていくことなくして、どうして佐治の活性化があるのでしょうか。

   2015年4月9日(木)
     将来のよき大人になるために

 現在我が国では、自らを律することを忘れた大人たちのモラルの低下が進み、児童虐待など子どもたちが苦しむ事例が見受けられます。
 大人の身勝手も言える行動が、子どもたちに悪影響を及ぼしています。子どもたちが適切な環境のもとで、心身共に健やかに成長し、道理を身につけ、将来のよき大人として自立してくれることを願いながら、子どもを取り巻く環境整備の支援を惜しんではならないと考えます。
 そのために、まず大人自身が自らを律する心を持ち続けることが大切であることは言うまでもありません。
 自らを律する心を育てるには、自ら定めた人生の目的や目標を達成するために、生きることへの希望を果たすために、人と関わり、自らを奮い立たせたり、自らの思いを制御したりする営みを経験しながら自らをつくること、育んでいくことでなしえるのではないでしょうか。
 会津の子どもたちの「あいづっこ宣言」は、とてもわかりやすいです。
(1)人をいたわります。
(2)ありがとう、ごめんなさいを言います。
(3)がまんをします。
(4)ひきょうなふるまいをしません。
(5)会津を誇り、年上を敬います。
(6)夢に向かってがんばります。
「やってはならぬ、やらねばならぬ、ならぬことはならぬものです。」