風の館からの便り(つれづれなるままに) No.292
                                                                           

   2014年12月16日(火)
     説得ではなく納得させること

 課題を抱える児童に対し、「育ち直し」という視点で子どもに適切な指導をする時には、時間をおかず、一つ一つの場面を見逃さずに繰り返し働きかけることが必要ではないでしょうか。時間がたってしまうと、自分の感情やなぜそのような問題が起こったかを忘れてしまい、いやな感情だけが残ってしまうのです。
 問題が起こったときの子どもとの面接では、まず冷静に、いつ、どこで、誰がというように一つずつ事実を確認します。食い違いやずれていることがあれば、何度も事実を確認します。
 子どもは「私の人生は私のものだから他人からとやかく言われる筋合いのものではない」「放っておいてほしい」「自分のことを思って言っているんではないでしょう。どうせ仕事でしているのでしょう」等言うときがあります。子どもの気持ちを理解することは大切ですが、「今私が話しているのはあなたのしたことについてです」ときちんと伝え、これまでに子どもがとってきたやり方に焦点を当てて一緒にこれからどうしていくのか考えるのです。結論は、本人にしっかり考えさせた後に、自分で決断し実行するように働きかけていくことができれば一歩前進です。


   2014年12月17日(水)
     首相は地域創生を言うけれど

 首相は地域創生を言うけれど、我が鳥取市佐治町にいつまで住み続けることができるのでしょうか。不便だけれども40数戸90名近くの人が住んでいる古市で生活している私にとって、このままここで生活を続けることができるようにこれ以上バリヤーを付加しないでほしいのです。歌の文句ではないのですが、無い無い尽くしの所です。コンビニが無い。信号機も無い。映画館も喫茶店も無い。バスも2時間に1本通るだけ。でも、そこに住み続けているのです。中山間地で農業や林業を生業に生活しているのです。親から引き継いで土地を守り続けているのです。不便だけれども何とかやっているのです。これ以上バリヤーを付加されることは望みません。
 日本の多くの中山間地では、農地の集約も規模の拡大も会社化も将来の姿を展望すれば「不可」です。無理矢理すれば酪農と同じ結果になってしまいます。大規模に集約し会社化しても人材の育成がおろそかにされているようでは、マーガリンやチーズの不足に見られるように輸入に頼り、自立した酪農の育成につながらないことがどうして理解できないのでしょうね。責任をとらない政策企画者の心理がどうしても私にはわかりません。うまくいかず、被害を与えた時は、きちんと償いをするシステムは作れないのでしょうか。
 国は勝つ者だけでなく、地域や国土を支え、汗まみれになって働いている人を、口先だけでなく自分の眼で見ることをやってほしいと日々願っています。