風の館からの便り(つれづれなるままに) No.291
                                                                           

   2014年11月30日(日)
     第二の人生を有意義なものに

 定年を迎え、さて私は何をしようかと考えた時、悠々自適な日々をと望む人も多いと思いますが、元気で時間のある中高年の過ごし方を子育て支援や学校支援の地域貢献活動、社会貢献活動に振り向けることはできないものでしょうか。
 昨今、子どもと家庭を取り巻く環境はより厳しさを増しています。賃金の向上が実感できない経済、遅々として改善されない労働環境、貧困・ワーキングプア世帯の増加、迷走する社会保障など、子育てがしにくい日本社会となっているように感じます。
 以前は3世代同居や4世代同居も見られましたが、今は核家族化や共働きの家庭が一般的になっています。その結果、子育てが「弧育て」になり、子育ての知恵がうまく引き継がれていないのではないかと心配する問題が多発しています。そこで退職された方に仕事に育児に忙しい親たちのサポーター役になり、支援していただきたいのです。世話をし、かわいがるだけでなく、生きざまや現役時代に培った経験やスキルを次世代に伝え、社会をよりよい方向に導く手助けをしてほしいのです。地域の繋がりが希薄化してきている中、世代間交流を図ることで子どもの育つ環境の改善、地域の防犯・防災・教育力の向上が図れるのではないかと期待するのです。
 第二の人生を充実したものにするうえで欠かせないのが家族への思い、そして地域社会への奉仕だと思うのです。人のために役立ったり、次世代のために働くことは人生における重要な目標、使命であり、若い人に手本を示すことにもなるのです。

   2014年12月1日(月)
     青少年育成活動のめざす姿は

 鳥取大会の報告書をまとめることができました。関係者に送付し、今後の活動に活用していただければと願っています。
 さて、大会を私なりに振り返ってみると課題が浮き彫りになってきています。何よりも後継者と賛同者の仲間を増やす取り組みを始めないといけないことです。国民会議は解散し、運動の推進役が不在です。この現状を打破するには推進役を担う全国組織を作ること、そしてめざす姿を明確に打ち出すことにあると考えます。便利になりすぎたために人と向き合って生活する感覚を失いつつあるように感じています。そこで提案するのですが、めざす姿を「向き合って 絆を深める青少年」とし、その育成活動を続けていきたいと決意しました。
 また、活動の芯には「倫理の思想」を持ってやります。現状の社会ではお金が幅をきかせ、汗を流さなくても高額のお金を手に入れるシステムも見受けられます。危険ドラッグや振り込め詐欺、珊瑚の密漁など当たり前に考えれば許されないことが大人の社会で平気で行われています。ある会社では社長の給料が数億円で、そこで働く派遣社員は二百万円に満たないという現状をどう若者は受け止めるのでしょうか。手に入れてしまえば自分の物にできるという狩猟民族的な生き方ではなく、農耕民族の本質である蓄えながら生活し、困っている人が少なくなる互助の支援で支え合っていく生活を行うことができないものでしょうか。
 青少年育成活動は大人の考え方を見直すことから始めなければいけない時期に来ています。みなさん、声を出していっしょに考えてみましょう。