2014年7月12日(土)
自分の働き方
年長者は、親や師からたたき込まれたさまざまなことを、次世代に伝えなければ死ぬわけにはゆかぬと、かって人々は皆考えていました。教えは書物に残していますが、作業マニュアルは、師から弟子に伝承されて仕事の質が保たれていたのです。伝承するときには、技術だけでなく気構えも同時に育てられていました。ところが効率を追求する現在の作業マニュアルでは、働き手は一部の部品のごとく取り扱われ、志の領域が抜け落ちているようで、労働環境の立て直しが急務と考えています。
以前、年長者たちは手本を示して若い労働者に教えていました。勤勉さと礼節さ、礼儀と節度を身につけ、一人前の人間になるように鍛え上げられていたのです。
姿勢を正すことを口すっぱく言われていました。具体的には、体の重みは自分の足を通して地に落とせと教えられたのです。そうすれば背筋が伸び、前をしっかり見つめて生活することができると諭されました。そうした大人の姿を見て、自分の生き方のモデルとして、日々努力を積み重ねていたのです。
ところが今の若者に話を聞くと、自分の生き方のモデルを持っていないのではないかと不安で心配しています。仕事が不安定で、将来に夢を描けないでいる若者が45%を越えているのです。一日3つの仕事をやっても家賃さえ払えないでいる人もいるのです。
社会の健全な成長のためには、現状の課題を早急に改善して若者が安心して仕事に打ち込めるような生活環境をつくることが必要です。働く勤労意欲の向上なくしてこれからの社会の発展はありません。会社の利益やグローバル化対策として、今行われている派遣労働のやり方はすぐ中止し、会社は正社員として雇用し、フルタイムで働くかパートタイムで働くか労働者が選択できるようにし、安心して仕事に打ち込めるような労働環境を構築していきたいものです。
2014年7月13日(日)
口佐治神社の夏祭り 茅の輪神事
家族を代表して、7人の無病息災を願ってお参りしてきました。少し小雨が降っていましたが、氏子総代の方々が作られた茅の輪をくぐって神社に参拝しました。今年は、昨年までと違い、神社の境内入り口ではなく鳥居のところに設置されていました。国道を通られる人からも見ることができ、いいことだと思いました。
村々に伝わる伝統行事について、住民の一人ひとりがもう少し関心を持ってほしいものだと痛感しています。仕事で忙しいのはわかりますが、自分が今生活していることを忘れないためにも何とか参加してほしいものです。
ジャガイモは収穫作業が終わりました。今、乾燥させており、それが済めば1年分貯蔵しておきます。タマネギも小屋につるしています。大豆は順調に育っています。ゴマはこの前の台風の風で、少し傾いていましたが、何とか回復してきています。キュウリやトマトやピーマンが食べきれないほど、毎日なってきました。感謝感謝の日々を送っています。