2014年5月4日(日)
節度ある生活リズムの確立を
基本的な生活習慣や生活リズムは、乳幼児期から母親によって子育ての中でつくられ、積み上げられていきます。規律ある生活リズムが健康な体をつくり、心の安定を保つことはいうまでもありません。
ところが、子どもを観察して気づくのですが、朝からあくびをする子や落ち着きのない子どもが多いことに驚きます。その子どものほとんどがテレビやスマホを長時間視聴したり、テレビゲーム遊びを夜遅くまでしたため、睡眠不足になっているのです。こうした夜型の生活リズムは朝食を取らない、排泄が不定期、生気がないなど生活態度の弊害をもたらしています。
高学年は低学年に比べて、行動や学習内容が高度で広がりを持つため、生活リズムの乱れは、学校での学習意欲、態度、認識能力や友人関係に影響します。高学年の特徴と見られる子どもの様子をいくつかあげてみます。(1)心の安定が保たれず、ちょっとのことで友だちと口論したり、暴力を振るったりすることもあります。(2)体の不調から、思う存分に体を動かす遊びの仲間入りができなかったり、最後まで運動につき合うことができなかったりして、友だち関係が崩れてきます。(3)活気や集中力に欠け、言論や思考の確かさや豊かさが低下します。
塾やおけいこ通いといった時間に追われる生活も、リズムをこわす原因になります。親はその子にあった生活設計を考えてやることが必要です。子どもの暮らしに無理が生ずると、心と体のバランスがくずれてしまいます。子どもの持ち物に気を配ったり生活の見直しをしたりするとともに、親自身も生活を振り返り、生活リズムを規則正しくしたいものです。
2014年5月5日(月)
退職校長会八頭支部理事会に向けて
今週末、本年度第1回理事会を開催する予定です。昨年度より幹事長を引き受けています。開催案内や打ち合わせが終わり、理事会の資料の作成に追われています。何の得になるわけでもありませんが、人とのつながりを楽しんでやっています。
資料を作りながら気になることを見つけました。学校が統合するたびに会員が減っていくことです。能率や競争原理を考えてのことかもしれませんが、地域の活気が消えていっています。また、退職する校長先生方の中で、すっかり疲れ切って何もする気が失せ、社会貢献しようとする活動意欲を持てなくなっている人がいます。仲間に誘っても断ってしまい、社会とのつながりを切っています。学校経営していた時のファイトが見られません。どうしてなのでしょうか。
今まで税金で生活してきたし、これからも年金で支えられてやっていくことを考えれば、社会貢献することが周りの人への恩返しになると考えているのですが間違っているのでしょうか。それぞれの持ち味を生かし、できる地域での活動を進んで取り組んでいきたいものです。