風の館からの便り(つれづれなるままに) No.272
                                                                           
   2014年1月28日(火)
    子どものしつけと学校での集団生活  「3つのあ」+2

 まず、家庭での子どものしつけ「3つのあ」を日々の生活で習慣化しましょう。
1、あいさつ:いつでも、どこでも、誰にでも、大きな声で元気よく声に出してあいさつをし        ましょう。
2、あそび:誰とでも仲よく元気よく遊びましょう。トラブルは譲り合って早めに解決しまし       ょう。
3、あとしまつ:きちんと責任を持って使った物は元の場所に片付ける。玄関の靴やつっ         かけをすぐ使いやすいように、そろえて置いておく。
 次に、「+2」を学校での集団生活の中で行動を通して考えさせ、身につけられるように働きかけてください。
4、安全:廊下など右側を静かに歩くことでお互いの安全が保たれることを知り、習慣化     する。
5、集まり:黙って静かにきびきびと集合する。危機状況に際して、自分の安全確保とお      互いの助け合いのために、きびきびと静かに行動できるようにしましょう。
 子どものしつけは、欲張らず、できるようになるまで続けることで身につくのです。整理整頓は自立の出発点であり、挨拶はコミュニーケーションの始まりです。お手伝いというより家族の一員として仕事分担を与えるようにしたいものです。ふるさとを思う心は、愛の一声運動で誰でもお互いに声をかけ合って知り合いになるのです。緑の愛郷運動で山の大切さ、森の大切さを知り、守り育てる活動に参加しましょう。共同美化活動に親子で参加し、地域との心の交流を図るのです。がんばりましょう。


   2014年1月29日(水)
    子どもの見せている姿をどう受け止めますか


 仕事で疲れて帰っているのに、見る暇ないよと言うお父さんお母さん。でも我が子は学校でしっかりがんばってきたんですよ。ほめてやってくださいよ。話を聞いてやってくださいよ。その積み上げが、今の子どもの姿なのです。
 学習意欲のない子の心の内を探ってみると、次のような気持ちを聞かせてくれました。つまんない(おもしろくない)、めんどくさい(おっくうがり)、もうやめた(なげやり)、だって・・・(いいわけ)等々。
 なぜそんな気持ちになったのでしょうか。どうすればよかったのでしょうね。毎日の活動の中で自分にとって何かおもしろいことはないか探させてみてください。夢中になれることを見つけ出すのです。一日のがんばりを聞いてもらえることが、次の行動の意欲づけになるのです。
 学習中の姿勢の悪さは心を語っています。夜遅くまで起きて何をしているのでしょうか。勉強しているから仕方ないと思っていませんか。あくびをしたり、集中して話を聞いていなかったりすれば、学習の理解は悪くなります。基本的生活習慣は崩さないようにさせたいものですね。学習する習慣は、どうすれば付くのでしょうね。宿題もしないと嘆くだけでなく、どう接してきたか考えてみてください。
 解決策の1つに、手まめ声まめ・・・鉛筆をもって声を出すことをさせてください。ノートも見てください。子どもの心が見えてきます。また、五感を活用した体験活動をさせてください。つまり家の手伝いをしっかりさせることなのです。