学年・学級通信の究極のねらいは、担任教師の教育観が子どものありのままの姿や具体的な教育実践の事例を通して各家庭に伝わり、それがはね返ってさらに高まり、深まっていくことが期待できるものでなければならないと思います。学級担任として、日々児童個々の記録をしっかり残しているのか振り返ってみてください。
子どもや親からの声が聞こえていますか。子どもが理解できないのは子どものせいと考えている限り、子どもや親からの声は耳に入らないのでしょうね。国語、算数など単元テストの後処理はどうされていますか。学級の実態をどう把握していますか。学級の課題や個人の問題を発見し、次のテストにどう生かしていくのか記録に残しておいて、保護者がたずねた時に答えられるように準備しておきましょう。学級の課題は保護者と共有しておきたいものです。
また、小学校の県算数診断テストの誤答分析の結果を教科書の各関連ページに貼り付けておいて指導の時に役立てましょう。各学年の達成目標をしっかりとらえて指導の望むようにしてください。教科外指導についても、何ができて何に課題があるのか達成度合いをきちんと残していきたいものです。その場になってやるだけでなく、1年の流れの中で一人ひとりの子に力が付くように働きかけてやりましょう。教師として自分が何をするかはっきりさせるのです。自己点検の視点が具体的でなければ、計画の中に不明確なところがあるのではないかと考えてほしいものです。