子どものやる気や願いは、知りたい、わかりたい、できるようになりたいと思っているのですが、担任のあなたはどこまでかなえてやれているのでしょうか。
授業で子どもが自分で考える楽しさを味わっていますか。担任が一方的におしゃべりし過ぎていることはありませんか。45分の授業で教師の説明は10分以内で最大15分まで、残りは児童が自分で活動していけるように授業計画ができないものでしょうか。
学級経営のいろいろな課題の原因は、すべて担任である我にありという自覚を持つように心がけましょう。何か問題が生じると、自分の未熟さや不注意を棚に上げ、他の者を悪者にしてしまう他罰傾向が見られる時があります。自分の何を改善すればいいか自省することができれば、次の発展につながるのです。
そして、ハウツーの研修からの脱却も心がけましょう。自然に学び、良書に親しむのです。どう教えるかも大切ですが、それ以上に教師自身が教える内容を本当に納得できているか考えてみましょう。トマトやカボチャを植える時に植え方の指導はやっても、なぜ自分が植えようとしているのか児童に考えさせているでしょうか。「教科書にあるから植えとけ」では児童は活動の楽しさや喜びを知らずに過ごします。きちんとした意味づけをしてやってほしいものです。体験活動でおこなうカボチャ、種をまきますか、それとも苗を買ってきて植えていますか。