親は子どもに夢をかけ、願いを持って日々を過ごしていると思われます。ところが現実は期待を裏切る姿になっているのではないでしょうか。
ではどうすれば、願いがかなうのでしょうか。解決策としては、モデルになる姿を親が示してやればいいのです。本を読んでほしいと願うのであれば、子どもの前で本を読めばいいのです。子どもは必ず親のまねをしてくれます。
運動してほしいと願うなら、いっしょに時間を生み出して活動するのです。うまくなくてもいいのです。子どもにはきっかけを提供するだけでいいのです。
一生懸命勉強してほしいと願う親は多いのですが、大人の知的好奇心はほとんど日常生活の中では感じられなくなっているのが、現実ではないでしょうか。子ども達が発するいろいろな疑問を素直にびっくりした感性でとらえることができるでしょうか。「ぐちゃぐちゃいらんことを言うなよ」と片づけていませんか。子どもの抱く疑問にきちんと向き合うことができているのでしょうか。疑問をいっしょに考えることで、子どもの学習意欲は向上してきます。
絵を描く時、一番大事なことは描きたいと思う気持ち、つまり絵ごころです。この気持ちと目と物を見る観察力を練習して養っていくことができれば、絵を描くことを嫌がる子はいないと思うのですが、現実にはかなりの子どもが描くことに抵抗感を持っています。その原因の多くが、描く機会はあっても指導されていない現実にあるのです。幼い時からその子らしく自由に描かせることで良しとしてきたのです。
この描けない原因を克服するためには、教えることは教えなければいけないのです。
(1)実物を見て、線で描く
・何を描くにも、実物を見ながらできるだけ本物そっくりに外側をあらわす線を描く。
・線がよくわからない立体物でも、じっと見つめて線を見つけ出し、ていねいに心を込めてたどっていく。
・紙いっぱいに大きく描くようにする。
・実物をよく見て、固いものは固いと、柔らかいものは柔らかいと思いながらそのまま表現する気持ちで線をたどります。
(2)感じたままに色を塗る
・線が描けたら、実物の色をポカーンと(ここがコツ)観察する。
・そこで自分が素直に感じた色を探し、筆に水をたっぷりつけ、筆先でとかし、パレットでていねいに混ぜてからうすく塗る。
・にごらないように2色までしか混ぜない。
・思った色よりやや派手で明るめに塗るようにすると、楽しい気分になれます。
