風の館からの便り(つれづれなるままに) No.228
                                                                           
  2012年9月30日(日)

       論語より(その27)

 「子曰 剛毅木訥 近仁」
 「しいわく ごうきぼくとつ じんにちかし。」

 親子でいっしょに声に出して読んでみましょう。覚えたら、それから意味を説き聞かせていけばいいのです。手っ取り早くするのではなく、やり遂げる苦労の中で感覚が身についてくるのです。

 意味は「意志が強く、勇気があり、正直で無駄なおしゃべりをしない人は、将来思いやりのあるりっぱな人物に成長できるでしょう。」

 歴史に業績を残した人の一生を書いた物語のことを、伝記物語とか偉人伝といいます。みんなにこうした本を読むことを強くすすめるのは、偉人たちの生き方や考え方がみんなにとって参考になるからなんだよ。
 気になる偉人がいたら読んでみましょう。登場人物も人格がすぐれた人物だったわけではなく弱いところも持った同じ人間だと気づくはずです。
 

   2012年10月1日(月)
    親が親なら、子も子だ


 「親が親なら、子も子だ。」と批判する言葉がありますが、何とか「親は親たらずとも、子は子たれ」「子は子たらずとも、親は親たれ」となるようにしていきたいものです。誰かに依存するのではなく、一人ひとりがしっかり考えながら自立した生活ができるようになりたいものです。
 多くの子どもは、自分の祖父母との死に向き合う機会がないようなので、ちょっぴり寂しい気持ちがします。多くの場合、今は病院で人生の終わりを迎えています。その時、その死に立ち会える人はごく限られた人で、若い親は子どもをその場に立ち会わせようとしていません。死と向き合わせるのがかわいそうと考えてのことかもしれませんが、それでは子どもが人生に対する感性を育む機会が失われることになるのです。きちんと死と向き合う体験があることが、人の尊厳を意識し、考える場にもなるのです。
 これからは、今の自分の命は自分の祖父母から引き継いだものであると教えるためにも、別れの場に立ち会わせるようにしてやってください。
 また、ペットを飼う人も増えていますが、自分の都合で世話をせず、ほっぽり出すことはないでしょうね。ペットの死にも立ち向かえば、生き物を世話する苦労や命の大切さを考える機会にもなるのです。死と向き合い、しっかり考えながら自分の人生を歩んでいってほしいものだと考えます。