最近の子ども達の気になる状況として、小学校入学時には、先生の話を聞かずおしゃべりしている、姿勢をきちんと保つことができない。中学校入学時には、少し困難さを感じることや難しいことについていけない、人間関係にうまく対応できず、困っている。高校を卒業しても、3年以内の離職率5割という。つまらない、なじめないと短絡的に行動しているように思われるのです。また、子育て可能な年代でも、ニートや対人関係が原因のうつ病、パラサイトシングルと呼ばれ親にしがみつき自立しようとしない子ども(大人なのだが)がいます。
子どもの社会性は、目に見えて低下しています。生きていく上での人間力ともいわれる部分です。元気がなく、がむしゃらさが感じられません。たくましさも辛抱する力も衰えてきています。場の雰囲気が読めずコミュニケーションすることにも負担を感じています。群れて遊ぶこともなく、工夫する力や集中力もなくなりつつあります。ただ、ゲームに夢中になり現実と空想の区別がなくなりつつあるように感じ、恐ろしくなります。
生活場面では、家庭の中と社会という外の世界の区別ができないように感じるのですが、あなたはどう思われますか。テレビ番組も多くが悪いことを紹介しているようで、なじめません。半分以上の番組内容を、生活の中で見かけた良い事例にしてほしいのですが無理なのでしょうか。受信料を負担している者としては、ぜひお願いしたいことです。
今は、身の周りに物がありすぎます。子どもは大人の心で変わります。質素倹約を心がけましょう。愛情を注ぎながら、子どもに顔を向けてしつけをするのです。社会体験、自然体験、生活体験と読書をさせましょう。