我が国では海外で通用する国際教育をめざして取り組みを推進しているようですが、今行われているのは語学教育が中心で、次に欧米の政治・文学・美術などを教えているだけではないでしょうか。日本の子ども達には、日本のことは教えなくても生活の中で知っていると思いこんでいるのではないでしょうか。
海外の人から見ると、日本といえば茶・能・歌舞伎があげられますが、日本人の何割がこれらを見聞きしているのでしょうか。ゴッホなどの西洋美術作品は知っていると思うのですが、日本の葛飾北斉などの作品を知っている人は少ないのではないでしょうか。
これには理由があります。学校教育の中では伝統的な日本画を取り扱うことはほとんどありません。日本人の多くは知る機会がないのです。
子ども達が日本画というもの自体を体験する機会を創れないでしょうか。現状では日本画の材料は高価ですが、本来日本画の材料は植物染料や鉱物といった自然のもので、とてもエコなものなのです。校庭の土や家の近くの土でも絵の具になる。そんなことも学ぶ機会ができるようになりたいなと思っています。
忙しさに追いまくられているような現代の社会において、健康的な暮らしを送るための知恵をまとめてみます。やはり生活の基本は、与えられた天地の恵みに感謝し、祖先に感謝することから始まると思うのですが、あなたの生活はどうでしょうか。
今日では、家族そろって食事をすることも難しくなっており、祖母などから暮らしの知恵などを耳にすることもできなくなってきています。本来なら、毎日の生活の中で祖母から母へ、そして娘へと語り受け継がれるであった祖先からのすばらしい知恵と工夫が失われつつあります。ぜひ、引き続き伝えていきたいものです。
(11)食用油をこぼした時
天ぷらやサラダ油をこぼしたら、米ぬかを振りかけます。米ぬかが無い時は、小麦粉でもかまいません。ふき取りが簡単にできます。
(12)黒ずんだ鍋は
アルミ鍋を長く使っていると、黒ずんできて洗っただけでは取れません。黒ずみをとるには、リンゴの皮を鍋に入れ、多めの水で煮込みますとリンゴの皮に含まれている酸の働きですっきり黒ずみが消えます。
(13)包丁の研ぎ方
包丁が切れなくなれば、砥石で研ぎます。中砥石、仕上げ砥石と少なくとも2段階の作業をしましょう。応急処置としては、大根やニンジンのへたにクレンザーをつけてこすると、少しは切れ味がよくなります。
(14)急須を油入れに
使わなくなった土瓶や急須を油入れにすると、最高の容器になります。口が広いのでフライパンの油を移しやすく、しかも光を通さないので保存によいです。油かすも急須の注ぎ口で止まり、たいへん便利です。