「しいわく、くんしはしゅうしてひせず、しょうじんはひしてしゅうせず。」
親子でいっしょに声に出して読んでみましょう。覚えたら、それから意味を説き聞かせていけばいいのです。手っ取り早くするのではなく、やり遂げる苦労の中で感覚が身についてくるのです。
意味は「りっぱな人物は、あらゆる人を公平に見て、どんな人とでも分けへだてなくつき合うものです。えこひいきばかりしていると、つまらない人間と見られてしまいます。」
友だちをたくさんつくるようにしましょう。見た感じよりしゃべってみたらおもしろく、気の合うこともあります。スポーツの得意な子、絵のうまい子などいろいろな友だちがいると、それだけで多くのことを学ぶ機会も増えてきます。
また、何かをしようとした時に、友だちが得意なことで手助けしてくれることもあります。人と人とのつながりをたくさんつくることで、きっと自分の大きな財産になることでしょう。
都会の人は、なぜ田舎を大事にしなければいけないのか素朴な疑問を抱いています。日々の生活の中では、川の上流に点在する農山村の様子などには無関心なのです。
豪雨などで被害にあうと、なぜ急に水かさが増えたのか疑問を抱く方もおられますが、多くの人は排水設備に不備があったのではないかと考えているようです。魚の値段が値上がりすると、取れなくなったのかと思う人はあっても、川から流れ込む栄養分が不足していると考える人はほとんどいません。漁師の人が山の手入れにボランティアで参加しているのを手伝おうとする人は、あまりいません。
農山村を維持保全する意義は、@水源の涵養、A洪水等の防止、B自然環境の保全−生物の多様性、C景観の形成、D食糧生産の維持、E人と地域のつながり−共同作業などがあげられます。
これからの世界情勢の中では、外国から食料をバランスよく輸入できるのか不安です。食料が不足している国があまりにも多すぎます。輸入業者は、食料が余っている国から手に入れてくればいいのですが、儲けになるからと不足している国からさえ輸入するようなことがあってはいけないのです。自国の食料を自分たちで作ろうとしない国民は、いつかは滅んでしまいます。
中山間地の耕作放棄地が広がっている現状に対し、有効な政策が取れない内閣は、可能な限り早く交代したほうが日本のためになると思います。勤労の精神を取り戻し、家族でいっしょに働く喜びを復活し、生活が続けられるようにしたいものです。
国土保全の面で、中山間地に水を張った田んぼが水源確保につながり、都市部の生活を支えていることをきちんと評価し、棚田の手入れには水源手当てを支給し、米の値下がりをカバーするなど、日本の農業を支えていきたいものです。
