風の館からの便り(つれづれなるままに) No.212
                                                                           
  2012年3月29日(木)
         
先生、自分の資質・能力を高める努力を


 先生、あなたは教育委員会から辞令を発令されているから仕事ができるのです。時間を縛られるのは、給料を得ている者としては当たり前のことなのです。その中で、自分は何を活かしていけるのか、自分の持ち味を見つけ出し、自分の資質・能力を高めるための努力をしていきましょう。休みを有効活用して、人との交流、本との交流、そして体験活動に積極的に参加し、やっていきましょう。いろいろな視点でものごとを見るためにも、多くの人と会して、いろいろな知恵を授けてくださる方々と交流し、知恵を得ていきたいものです。
 また、日々の授業で、子どもが自分で考える楽しさを味わうことができるものに改善していきたいものです。45分の授業で、教師の説明は10分から15分以内にし、残りは児童が自分で活動していけるような授業展開に工夫できないものでしょうか。
 学級経営の中で、何か問題が生じると、自分の未熟さや不注意をタナに上げ、他のものを悪者にしてしまう他罰傾向が見られるときがあります。問題点を明確にし、自分の何を改善すればいいのか振り返ることが求められているのです。
 また、ハウツーの研修からの脱却も必要です。自然に学び、良書に親しむことで解決の糸口がつかめるかもしれません。どう教えるかも大切ですが、それ以上に教師自身が教える内容を本当に納得できているか考えてみましょう。トマトやカボチャを植える時、植え方の指導はやっても、なぜ自分で植えようとしているのか児童に考えさせてください。教科書にあるから植えとけでは、児童が活動の楽しさや喜びを知らずに過ごすことになります。教師である限り、意味づけをしっかりしてやってください。
    

   2012年3月30日(金)
    あなたの授業改善のワンヒント


 あなたは、漢字が書ければ、書く力があるように錯覚していませんか。漢字は表現方法の一つですが、それだけでは書けないのです。書く「こと」と「もの」を持たなければ、書けないのです。これをつかむのは、子どもの感性です。胸の中に豊かな「思い」を蓄積させましょう。
 先生の一言で、「わかりません」が言えないと話してくれた子がいます。「まだ、わからんか」「これくらいのことが、わからんのか」「わかりましたか」と言われると、先生に対して口ごたえになるので、わかっていなくても「はい、わかりました」と言うのだそうです。心したいものです。悪気があって言ってはいないのですが、教師である私は「はだかの大様」ですね。
 また、子どもたちはどんな学力を身につけているのだろうと心配することもあります。
その1 「トンボは動物ですか」と聞かれて、「トンボは動物図鑑には載っていないが、昆虫図鑑には載っているので、動物ではなくて昆虫です」と答える子。
その2 テスト用紙では、北斗七星とカシオペア座の位置から北極星を見つけられるが、自分の家の庭から見る夜空では、捜せない子。
その3 「鉛筆1本の重さはいくらですか」とたずねると、○kgと答える子。
 子どもが本は読むけど、あなたは教科書を何回ぐらい読ませていると思っておられますか。特に国語の本、単元が終わるまでに少なくてものべ30回ぐらいは読んでほしいですね。しっかり声に出して読むことで、耳から入ってくる言葉のようすが心に思い浮かぶくらいになってほしいものです。