2020年3月17日(火)
         各県知事の皆様へ

 知事としては国の求めに応じ、学校を休校にされたと思いますが、コロナウィルス対策としては、少し勇み足をしたなと考えます。なぜなら、子どもたちの居場所としては、学校は安全な場所の最適地です。
 家でしっかり保護者が隔離していればいいのですが、児童クラブや学校で預かるのであれば、そこも集団クラスターになる可能性が否定できません。また、家でダラダラ一か月以上も生活した後四月から新学期を迎えても生活の切り替えができず、学校不登校の児童生徒が急激に増えることが予想されます。テレビゲームに夢中で面白おかしく過ごしていることで学習意欲の低下や生活リズムの乱れを回復することが難しい児童生徒が多くいるのです。これらの児童生徒にどう向き合っていくのか県教育長と知恵を出し合い、学校現場に具体的指示を出してほしいと願っています。間違っても勇み足で学校を休校にした後始末を学校長に丸投げすることのないようにしてほしいです。
 各学校の児童生徒の登校口で手をアルコール消毒し、マスクを着けて生活していることで感染を防ぐことができるのではないでしょうか。毎朝やっている健康観察をよりていねいに行うとともに検温記録を残していくのです。大人が社会生活の中から家庭に持ち込んで感染を広げるのです。子どもではないのです。


    2020年3月18日(水)
        活動の源は健康

 自分の体は食べた物からしかつくられていないことを自覚していますか。どのような食事をしていますか。美味しく、楽しく、体によい食事をしていると自慢できますか。
 当たり前のことですが、体は食べた物でしか作られません。人は生きるために食べるのです。何をどれくらいどう料理して食べればよいかを毎日考えた食事がとても大切なのです。
 ところが現状は不規則な食事で食の歪みがどんどん広がっているのではないでしょうか。一方で誰もが栄養バランスのよい食生活が健康に大切なことは知識としては知っているつもりでいるのですが、忙しい現代社会ではできないこともあるのです。
 女性は87歳、男性は81歳。日本は本当に長生きの国になりましたが、長く生きることが楽しく生きることになっているかどうか、振り返ってみることが必要になっています。日本の場合、主食は米や雑穀、おかずは地元の野菜や魚、味付けは海の塩、酢、醤油・味噌など私たちが数百年間変わらない食事をとってきました。長い時間を経ても食べ続けられるものは体によい物と考えられます。
 食材料のグローバル化で全世界から入ってくるいろいろな料理が食べられるようになってきましたが、手軽さだけで選んで毎日の食事をすませては自分の健康が保てないことを自覚した生活を送りたいものです。

                                                                                                                                           

風の館からの便り(つれづれなるままに) No.388