第49回中国学生ソフトテニス選手権大会

工三 藪下晃一

 三年生にとってこれが現役最後の大会となる人もいれば、一年生にとって初めての学連の大会に出場する人もいた中国選手権が八月二十七日〜二十九日にかけて、島根大学、楽山公園、北公園の各テニスコートで行われた。今年の鳥大は、リーグ、五大といい結果が残せたので今回もという気持ちが強かったが、これらの大会は全て鳥取開催だったので、県外でも自分達のカは発揮できるのかという不安な面も多少あったのだが……。

 女子の大学対抗戦。Cチームは東中・平本組の一ペアのみで岡理大Aと対戦。結果は一次戦で敗れたが、この経験を次に生かしてほしい。

 Bチームは一回戦吉備国BにA-Oで勝ち二回戦で広島大Aと対戦。五大で負けているのでここは貸りを返したかったが、結局一ゲームも取れずに0-Aで敗れた。しかし、相手から学ぷぺきところが一つはあったと思うのでいい勉強になったと思う。

 Aチームは二回戦からの登場で広文教Aと対戦、1-Aで敗れはしたものの、森本・花田組も佐藤・福間組も競ったゲームが続き、いい試合をしたと思う。しかし、競った時にいかにポイントが取れるかが今後の課題だと思う。

 男子の大学対抗戦。B〜Eチームが一回戦からの登場となった。

 Dチームは上田・片岡の一年ペアがいつも以上に頑張りを見せたが1-Bで敗退し、Bチームは一次戦で2-1とリードしながらも二次戦以降は、自分達のミスからリズムをくずし、2-Bと敗れてしまったが、どちらも一、二年主体のチームであり、この悔しさを次へのステップとしてほしい。

 Cチームは山口大Dとの対戦で一ペアのみであったが、これを確実にものにし、二回戦で岡商大Bと対戦した。結果はO-Bで敗れてしまい、自分達のプレーの確率の悪さが浮き彫りになった。これからの精進を望む。

 Eチームはニペアのみで岡山大Bと対戦した。ここでは河盛・田中組が大奮闘した。河盛の弾丸ポールと田中の安定したプレーで見事、”三本回し”を達成しB-2と勝利を収めた。続く二回戦は広島大Aとの対戦であった。一回戦の努いでいきたかったのだが、河盛・田中組は疲労のために思うように動けず、上地・砂川組は競るものの次の一本が取れず0-Bで敗退した。

 Aチームは二回戦からの登場で吉備国Dとの対戦。初戦としては不気昧な相手だと思っていたのだがその予感が的中してしまった。一次戦では田中・原口組が、二次戦では石井・阿部組が敗れ三次戦にもつれこむも藪下・青木組がきっちり締めてなんとか二回戦を突破した。この後の円陣で青木が「これで勢いに乗っていこう!」なんて事を言ったような気がするが、自分では大丈夫かなーと不安に思いながら三回戦に望んだ。

 相手は広工大AでありBEST4を目指す僕達にとっては最大の難関だと考えていた。一次戦、田中組は前の敗戦を吹っきれないまま、石井組は相手大将のぺースにのまれ敗退したが藪下組は快勝し、続く二次戦も青木が相手後衛のポールをことごとく決めて勝利。そして三次戦は西村・阿部組との大将対決であるが、ここでも青木が大活躍して見事三本回しを達成しB-2で勝利した。

 十分ほど休憩を狭んでの四回戦は山口大A。五大で負けているだけに今回はリベンジである。三面平行で行われたのだが、一次戦を終了すると残ったのは藪下組のみであったが、二次戦、三次戦とも、後衛が打って走ってポールをコートに収め前衛が最後に決めるという理想的な試合をして勝利し、BEST4入りし二日目に残った。

 二日目に入り、すぐに準決勝が始まった。相手は吉備国A。昨年の優勝チームであり、今年の学生王座三位とかなり実力のあるチームである。

 一次戦で田中組は自分達の力を発揮できず、石井組は中盤までは競ったゲームが続いたが最後は押し切られ敗退するも、藪下組は昨日の勢いをそのままに快勝した。二次戦は大将対決となったが、昨日の疲れがさすがに残っており、G1-4とリードされるも最後の踏張りを見せファイナルまでもつれこんだが5-Fで敗退し鳥大Aの団体戦が終わった。しかし、鳥大として二日目に残った事は快挙であり、自分達のやってきた事が間違っていなかったという証明ができて良かった。

 二日目の午後からは個人戦が始まり、初戦を突破したのは男子は中安・後藤、水上・田中、田中・原口、藪下・青木、塩見・田中組。女子は………………組でありこの中で最終日に残ったのは水上・田中、田中・原口組である。

 水上・田中組は二人の持ち昧が十分に発揮された試合であったがG0-Cで敗退。田中・原口組は団体戦の不調がまるで嘘のようにすぱらしい試合であったが最後は経験の差が出てG3-Cで敗退し共にBEST16であった。

 今大会を振り返ってみると、三、四年の活躍が目立ったが、これからの鳥大の成長には一、二年の成長が必要である。今の現役生はやれぱできる連中ぱかりだと思っているのでこれからの活躍を期待している。