中国四国九州三地区学生ソフトテニス大会

教三 牧田美由紀

 今年の中国・四国・九州三地区学生ソフトテニス大会は四月十六日〜二十日に、はるか遠い福岡の福岡県営名島テニスコート、今津運動公園テニスコート、九州産業大学テニスコート、福岡大学伊部テニスコートにおいて開催されました。この大会は学連のシーズン幕開けの大会です。新入部員も何人か入り新しい部が形成されつつある中、新幹部にとって初の大会になります。冬のトレーニングの成果を、それからこれからのシーズンに向けての意気込みを互いに見せつける場であります。リーグに向けてのとても重要な大会です。ここで出遅れてしまってはいけません。

 今回は開催地が遠い福岡ということもあって、参加ペアは男子五ペア、女子一ペアと少なかったのですが、入部間もない一年生の青木くんが参加したことは本人にとっても、他の部員にとっても良い刺激になったのではないでしょうか。初日は開催式が行われ、二日目から大学対抗戦が行われました。男子は三ペア、女子はニペアの戦滅です。

 まずは男子の大学対抗戦。Aチームは河盛・青木組、中安・品川組、濱口・植組のオーダーで九産大Cに臨みました。一次戦。一番手河盛・青木組は0-Cで負けたものの、これから鳥大を背負っていく二人にとってはとてもよい経験になったことでしょう。二番手の中安・品川組は、さすがに今まで大きな試合を何度も経験してきたこともあってC-2で白星をあげました。三番手の濱口・植組は、三ペアの中で最もペア歴が長く、それを生かしてゲームをものにしたかったのですが、一歩及ぱずファイナルで負けてしまいました。二次戦、中安・品川組です。しかし九産大強く、反撃及ぱず2-Cで散ってしまいました。結局鳥大Aチームは1-Bで一回戦突破とはなりませんでした。

 Bチームは水上・藤田組、有田・小川組のニペアでの参戦です。相手は九国大Bチーム、三地区即席のペアだったためか、それぞれのよい所が発揮されぬままゲームセットを迎えてしまいました。

 個人選手権では、一回戦水上・藤田組が熊工大に2-C、有田・小川組が宮崎大にO-C、牧田・平川組が東雲大に1-Cで負けてしまいましたが、河盛・青木組が西南大にC-2、濱口・植組が佐賀大にC-0、中安・品川組が不戦勝で勝利を収め、二回戦にコマを進めました。二回戦の河盛・青木組の相手は吉備国大。対抗戦の悔しさをバネに奮闘しましたが1-Cで負けてしまいました。濱口・植組は広経大と対戦しましたが健闘むなしく2-Cで敗退。中安・品川組は第一経大と対戦。なんとか一ゲームはとったものの、勝ちにはつながらずゲームカウント1-C。どのペアも三回戦進出とはなりませんでしたが、このような大きな大会で試合をしたり、強豪チームの試合を見たりすることは、とてもよい経験になったと思います。それぞれが何かを得た大会だったのではないでしょうか。

 鳥取大学は確実に力をつけてきています。大会でも少しずつではありますが結果を残してきています。しかし試合に出ないことには結果は残すことはできません。来シーズンの三地区では、もっと多くの部員が参加することを期待しています。お金には変えられない何かをきっと得ることができるでしょう。