中国・四国学生選手権大会

教三 村田由美

 今年の中四は、10月18日〜20日の3日間、松山大学、愛媛大学、松山堀之内の各テニスコートで行われた。昨年は男子のみの出場であったが、今年は男子6ペア、女子4ペアが参加した。

 大学対抗戦では、女子の初戦相手はAチームが徳島大A,Bチームが広経大Bであった。

 Aチーム、一番手村田・福長組は極度の緊張から普段のねぱりもみられず、納得のいかない内容のまま敗れてしまった。二番手、松本・松本組はあとがないにもかかわらず、プレッシャーを見事にはねのけ1ペアを倒したが、二次戦で敗れてしまった。両チームとも実力の差はほとんどなかったが、経験の少なさが出た試合であった。Bチームであるが、相手の広経大Bは1チームであったので一勝すれば勝ち上がれたが、残念ながら2ペアとも敗れてしまった。

 一方、男子は初戦、Aチームが下市大Bに勝ち、Bチームは松山大Dに敗れた。二回戦、Aチームはかつて全国制覇を成し遂げたメンバー5人を含む松山大Cに敗れた。

 個人戦は、女子では、野山・吾郷組、松本・松本組、村田・福長組が、男子では水上・矢田組、中安・藤田組が一回戦を突破した。二回戦、野山・吾郷組は0-Cで敗れ、松本・松本組は1-Cで敗れた。松本・松本組は東雲大相手に1セット目、自分たちのリズムで実に感じよく取ることができた。しかし、2セット目から相手も序々に調子を取り戻し、結局1-Cで敗れてしまった。村田・福長組の相手も東雲大であったが、ここまでくれば緊張しても仕方がない、と開き直ったところ、昨日の調子とは全く比べものにならないほど出来がよく、ファイナルともつれ込んだ。そしてファイナルではリードしたまま勝利を収め、三回戦へ進むこととなった。

 男子は、浜口・植組、柳本・品川組を加えての二回戦であったが、柳本・品川組は自分達のテニスで勝ち、浜口・植組も三回戦へ進んだ。男子三回戦、浜口・植組はファイナルで惜しくも敗れ、柳本・品川組もファイナルで敗れはしたものの、内容は満足のいくものだったようである。

 村田・福長組が勝ち残ったので、鳥大はもう一泊宿泊延長することになった。2人はまだ興奮冷めやらぬうちに翌目の試含に備え、早いうちに床についた。

 そして翌日、三回戦の相手は松山大の高東・西村組であった。しかし、実力の差を見せつけられ全く歯がたたなかった。技術・精神力共に完全に負けていた。

 結局、個人戦は、村田・福長組がベスト32、柳本・品川組、浜口・植組が共にベスト64となり、大健闘であった。

 今回、遠い松山会場であったにもかかわらず参加した1年生の河盛、中安、水上の3人はまだまだ荒けずりではあったが、いい部分も多く見られ、今後がかなり期待できる。女子も以前に比べ、内容も満足のいくものになりつつあり、勝つ試合も増えた。今後も男子と共にさらに技術を磨き、経験を積んでいってほしい。