中国学生リーグ優勝大会

教三 岡慎也

 今年のリーグは94年夏に完成したばかりの鳥大コートと、千代コートを会場に、地元鳥取市で行われました。雨のため個人戦が中止されたものの、大学対抗戦の花形である本大会は、例年のように各大学は目の色を変えてやって来ました。

 男子は来季から3部ができます。3部降格は何とか避けたいと、春から一体、何度言ったことだろう。

 初戦は下市大でした。岡・椎葉組、野沢・植組、小林・板倉組、仲西・吉村組、木島・品川組のオーダーで、早いうちに勝負をつけたいところ。

 1,2番が快勝。続く小林組が善戦している間に、最近の勢いを買って使った仲西・吉村組が大当り。リーグ初出場ながら勝って、意図通り木島組にかけることなくC-1で勝ち、初のエールで鳥大を先に響かせたのでした。どれだけ嬉しかったなんて言えない1勝でした。

 続くは岡大。小林組と、木島組を入れ替え、初戦の勢いを保ったままの同メンバーとして臨みました。

 1,2番は共にファイナルジュースで惜しくも落とし、続く3ペアもずるずるいってしまい、終ってみれば0-Dのストレート負け。1,2番次第では、勝ってもおかしくない相手だっただけに、粘り強さ、リーグ特有の9ゲーム、スタミナの面に課題を残すことに………。

 その後、初出場の東亜大、福山大に共に0-Dのストレートで散り、我が鳥大男子は1勝3敗の2部A4位となって3部降格が決まりました。できるなら、避けたかった…。

 女子はこの大会は久しぷりの出場です。3部5位からのスタートでした。初勝利を目標にして中杉を中心に、春から頑張って来た彼女たち。不安も大きかったことだろう。

 初戦は広島女学院大。相手は3部上位校です。磯見・船田組、田部・島谷組、村田・中杉組のメンバーで臨む。

 相手の力の方がさすがに上手で、0-Bで散りました。

 次は岡理大と対戦。村田組を、岩成・松本組に替えて臨みました。

 田部組が1番のオーダーでリーグ初勝利でまず1勝。続く岩成組が惜しくも落し、3番勝負で磯見組にわたる。しかし、相手チームのムードが良くなるにつれ、ずるずる落して、結局1-Aで惜しくも敗れました。

 2戦して、ある程度応援も盛り上がり、気がぽぐれたところでの相手は安田女子大。メンバーは岡理大と同じでした。

 相手は2ペアのチームでした。1番の田部・島谷組が大応援の中、リーグ2勝目をあげると、3番、磯見・船田組の不戦勝で、念願だった大学対抗戦での勝利を手にしました。今の3年生にとっては、今までの苦労が実を結んだ瞬間だったのではないでしょうか。後から聞いた話によると、やっぱり嬉しいとしか言いようがなかったそうです。本当に良かったね!

 初勝利後のムードを保ったまま迎えたのが広島工大戦でした。岩成・松本組を村田・中杉組に替えてのメンバー。

 ここも2ペアのチームでした。1番、田部・島谷組が勝ち、2番、村田・中杉組の不戦勝でA-1で勝利。女子は久々の出場ながら3部の2勝2敗で3位となり、初心者から始めた部員が多い女子部にとって、大健闘と言えるだろう。それにしても田部・島谷組は実は、3勝しているのがスゴイぞ。

 今回のリーグは、地元開催だったため、全員がそのムードを味わえたことに大きな意味があったと思います。特に女子は初勝利どころか、2勝をあげて大きな自信となるものを得たと思います。また、チームを応援することで、部員がひとつにまとまれたことは、これからの女子部にとって大きいだろう。

 来季の目標は、3部の1位とみんなで誓ったそうで、ぜひとも入れ替え戦までいってもらいたいところです。まだまだ強くなれると思います。

 男子は、本年度、近年にない程の良いメンバーに恵まれました。しかも若い!来季はもっと強くなって当然だろう。僕らの代で、3部に落してしまった分、2部へ上げるだけでも1年かかります。まず2部で活躍するために、今の1年生はそれを念頭に置いて欲しいし、2年生は必ず2部に上げるべく頑張って欲しいと思います。

 もはや、3部に甘んじているような君達ではないでしょう。