中国学生軟式庭球大会

工三 糸川雅志

 今年の中選は、地元鳥大・千代コートにて開催された。夏の終りに景気よく爆発するはずだったこの大会は、見事に不発に終った。記録のページを見てもらえばわかるように、団体・個人ともに皆一、二回戦敗退と、最悪の結果。頭の中がまっ白になって、もう笑うしかないような気分。この件に関しては、記憶にございません。と言ってしまいたいのだが、それは絶対に許されることではないのが、また幸いところ。失敗を糧にしなければ、全くこの大会の意味がなくなってしまう。

 さて、まず地元開催というのが、本来優利になるはずが、大きなアダとなってしまったようだ。大会準備、コート整備等で慌しく、他大学(当然、どこも合宿やって盛り上がっているわけである)の意気込みと比べ、一歩出遅れた形になってしまったのではないかと思う。逆に、地元でやるからこそ勝とうという意気がなかったのではないか。国体や、身近なところで五大学のように、裏で必ず言われる事で、地元開催で負けたら恥だという、僕らにとってはどうでもいいと思われがちな意地や見栄みたいをものは、絶対必要だと思う。

 しかし、何だかんだ言っても結局は、Aチームの者が振わなかったのが、一番の敗因である。どんな大会でも、好成績で終われば、みんなのガンバリ。そうでなければ、Aチームの責任なのである。Aチームは大学の看板。だから、Aチームに選ばれた者は、ひたすら努力しなければならない。これは義務である。現役時代にトコトンやり尽くして、四年生になったら、スバッと足が洗えるくらいの気持ちでやって下さい。中途半端は、結局後で後悔する破目になってしまいます。自分達の時代に、自分達だけで頑張って、爆発できたら最高だろ。やるっきゃない、やるっきゃ。