中選大会遠征記

工四 中川勝彦

 今年の中選は、夏休みも終わりに近い月末に岡山で行なわれました。また、我々最上級生にとっては、試合以外で他大学の四年生と酒が飲めるというもう一つの楽しみがありました。

 さて、試合の方ですが、昨年の好成績を繁栄してか、団体・個人ともよいシードをもらっていました。その意味では、今シーズンにおいては一番期待の持てる大会だったのです。

 団体戦の初日、といっても今回は、私はBチームですが、まあ、初戦ぐらいは優勝大会でニペアが四本という力を秘めたチームでした。ちなみにBチームの面々を眺めてみると、熊谷・安治・加藤・糸川・中川・山本という左の後衛が二人という奇妙なチームです。私はチームの勢いを付けようと、トップに出ました。そして、勢い余って、0で飛ばしてしまいました。私の役目は終った。と思いました。ところが、徳山はサウスポーに強いようです。相手は左キラーを集めている。と思いました。案の定、熊谷選手は得意のミラクルボールを出すまでもなく2で散りました。満を持して登場した加藤選手が試合に臨みます。しかし、二人がちぐはぐなプレーを続けあっさり1で帰って来ました。ファイナルなら勝ったのかなあ。さてまたしても、私の登場です。いや〜、まだまだ若いと私自身びっくりしました。まだ勢いも余っています。1で勝つなんて…。三次戦は、徳山のホープ青山君です。しかし、やっぱり、年齢の差で勝ちました。ここに、久しぶりの三本回しを達成です。ワーイ、ワーイ。

 次の相手は、広大Aです。一次戦を終わった頃には、Aチームの人の顔が見えます。先と同じオーダーで行ないましたが、老体もここまで。三対一で散りました。私の目標の八本まであと少しだったのに。

 二日目は、女子Aチームと男子Aチームという、いつものパターン(?)です。さて、対広大Bチーム戦では、竹谷選手ものびのびとやり、三対○です。いつもここまでは、とても強いAチームです。しかし、準決勝では、山大Aチームに三本回しを食って敗れ去りました。

 ところで、個人戦ですが、シード選手らしい活躍をしたのは、乗本・小林組ぐらいのものでした。後輩諸君は、シードを一つでも取るぐらいの気でがんばってもらいたいものです。特にAチームに入ろうとする人達は尚のことです。