中国学生軟式庭球選抜インドア大会遠征記

工三 佐々木雅典

 今大会で十四回を迎え、十二月二十四日、広島県立体育館で開催されました。今年度は鳥取大学から、男子は長谷川・塚田組、佐々木・大沢組が、女子は乗本・小林組、井上・前田組がランキングに入り、選抜され出場することになりました。僕は、練習を充分にすることができず、乱打を主体に、一応打てるだけの調整をして大会に臨みました。自分自身、昨年度、井口さんとのペアで惜しくも出場できなかっただけに、今年度に選抜されたことは大変嬉しく、少しでも良い大会の思い出となるように、頑張ることだけを考えていました。

 二十三日の夜に交歓会があり、二十四日いよいよ試合の日です。

 まずは男子四ペア、女子三ペアずつの予選リーグよりスタートです。僕達のリーグは、山村・上田組(岡大)、田崎・中島組(広大)、もうひとつ、広工大のペアの合わせて四組です。組み合わせを見て、山村・上田組の名前を見たとき、完壁にいやな感じを受けました。なんせ、上田さんには一度も勝ったことがなく、上田さんも僕をカモにしていたからです。しかし、気持ちを切り換えて、まずは田崎・中島組と対戦、ふたりとも息絶えだえでした(特に大沢さんは”しんどい”を連発)が、今年痛い所で敗けているということもあり、何とか気迫で、C−2で勝ちました。が、スタミナ切れか、根性不足か、次の山村・上田組戦では、三ポイントゲーム、0−Cで敗退。本当に上田さんにはよく取られました。そして、最後の広工大戦も、気力不足で2−Cで敗けてしまい、僕は少々物足りなさを残した試合となりました。

 長谷川・塚田組は、長谷川のつっぱりが悪い方に出て、リズムに最後まで乗れない形で招待選手(大商大)、小西・福田組(広大)、中本・原田組(島大)にも敗れてしまいました。(来年は一味違う長谷川が見れると思います。)

 また、乗本・小林組は、さすが大老というテニスで頑張ったのですが、一歩及ばず、一勝一敗でリーグを出ることはできず、井上・前田組は大森・岡本組(岡大)と、決勝卜ーナメント出場を賭け、大森選手の強打を持ち前の回転打ちで善戦したのですが、これも一歩及ばず、進出できずに終ってしまいました。鳥取大学からどのペアも決勝トーナメントに進出できなかったことは、非常に残念です。せっかく鳥取大学からこの四、五年、この大会に何ペアか出れるようになったのですから、今度は決勝進出を目指し頑張りたいものです。(まずは、選抜されるよう練習しよう。)

 鳥取大学軟式庭球部は、来年度に向けて、Aチームの主力であった四年生が抜けてしまった今、男女とも非常に厳しい状態になっている。練習量も、全体的に見るとかなり少なく、技術を追求していこうとする努力も足りていないように感じられる。部員数も減少しているので、新一年生を多く迎え、活気のあるテニス部を作っていくようみんな努力していかなければならないのでは……。

 ランキングの上位に入り、来年度も何ペアか選抜されるように、テニスコートで汗を流し、練習していこう。