西医体遠征記

医一 大槻亮二

 今年の西医体は、城下町金沢に於いて、七月二十七日〜三十一日の予定で行なわれました。

 我が鳥大医学部は、昨年の雪辱を晴らすべく、(昨年はベスト8、全医体には行けなかったらしい)中四優勝の波に乗ったまま、金沢へ乗りこみました。ところが、金沢に近づくにつれ空模様がおかしくなり、中四に続いてまたもや雨―延期。医学部の皆さん、ごめんなさい。実は僕は、雨男なのです。

 そんな事はどうでもいいのですが……。結局、練習日はつぶれてしまい、いきなり団体戦初日。我々鳥大はEブロック、対戦相手は、九大、愛知医大、福岡大、和歌山県立医大でした。どうなることかと思っていましたが、諸先輩方、皆さん安定した力をみせて、ぽとんど5-Oで勝ちまずはひと安心。

 二日目の京都府医大戦も、気合いの入った試合で危なげなく勝ってしまい、Eブロックの一位で決勝トーナメントに進出しました。

 一回戦D-0、二回戦の長崎大にも気合いで勝ち、念願のベスト4入り。

 全医体へのキップを手に入れたと思いきや、次の相手は宿敵、広大でした。一週間前の中四では、しっかり勝っていたため、今回も勝算大でしたが、広大、昨年度西医体優勝の意地をみせて、鳥大は敗れてしまいました。オーダーを外された事も敗因の一つでしょうが、やっぱり負けは負け、でも残念でした。

 三位決定戦は金沢大学とやって楽勝。結局、優勝広大、徳島大、鳥大、金大の順でした。優勝しか思っていなかった先輩方にとっては、いまいち不満の残る結果となったようでした。

 中四の結果からしても、優勝も決して夢ではなかったと思いつつも、何の力にもなれなかった自分が情けなくもありました。医学部のレベルがどうこう言われますが、うまい人はやっぱりうまい。来年は、鳥医のちゃんとした戦力になりたいと思いました。

 正確な記録を、手元に残していなかった為、詳細をお知らせできず申し訳ありません。

 筆者