中国学生軟式庭球選抜インドア大会中選遠征記

工四 近藤雅弘

 この大会は、なんと言っても初めての出場であり、この一回きりなのでなんとか出場したかった。僕ら、松山・近藤組はぎりぎりの出場となったのだが、日野・石原組は学連の陰謀により次点にされてしまった。日野・石原組にとっては大変残念な事だったと思います。皆さんも学連には気をつけましょう。

 それでは大会出発します。十二月二十日朝、岡山回りで広島着は三時頃でした。少し駅前をぷらぶらしていたら、広大の若者が迎えに来てくれていました。そこで山大の馬越君達に出会い、一緒に旅館に行き、ちょいと軽い食事をした後、体育館に着いた。

 体育館で、軽く自己紹介をした。招待選手は、中京の寺嶋・野瀬組と天理の上野・森組だった。なかなかかわいい女の子達だった。一時間半程練習した。練習不足のくせにバックのストレートボレーがえらく決まって、自分でもびっくりした。スマッシュは、今大会に備えて練習した変化球のリバースがうまい具合に決まっていた。軽く汗を流したところで練習は絶り。

 その後レセプションがあり、中国学連の人々とテニスについて有意義な話をかわした。そういえば、去年出場した池内・藤岡組が、練習の前に「練習は強制ですか?」と聞かれたそうで、そのことが話の種になっていた。

 いよいよ試合当日、僕らは岡大の川西・蒲原組に勝って、よし予選リーグを脱出してやるぞ、と思いきや、次の相手は、今迄の対戦成績が一勝五敗の広大の中村・有馬組だった。この前の中四で初めて勝ったので、続けて勝つ予定だったが、一ゲーム目の入り方を失敗してしまい、あっさり負けてしまった。次は広修の半田・温田組だったが、半田選手が全くだめで、試合にならなかった。残念ながらリーグ脱出はできなかった。結局、決勝トーナメントの四ペアは、中京大と広大三ペアとなり、すかさず帰ってしまった。優勝は、広大の河野・真玉組だったそうな。

 後輩諸君、今年こそ、団体戦に個人戦に活躍して、選抜インドアに三ペア位出場して下さい。健闘を祈ります。